コンビニ店員にしておくのはおしい [お仕事]
ホテルを出た後、車に乗り込み
少しドライブを楽しむ
何より、彼女のおしゃべりが止まらない
途中、コンビニに立ち寄り、アイスコーヒーを購入
しばらく走ると、小さな横道を入り
海岸沿いの道に
展望台がある小さなレストランが見えて来た
私も久しぶりに来たけど変わっていないな~
店内に入り、窓際の出来につく
海の見える高台のレストラン
「ここは何が美味しいの?」
「実はね、ハンバーガーが美味しいんですよ」
私が2人前をたのむと
料理が運ばれてきた
驚く彼女、イギリス風に貴族のハンバーガーがお皿に盛り付けられ出て来た
「これは、すごい、ナイフとフォークで食べるんですね」
2人とも顔を見つめ、合図を送り、食べ始める
彼女が一口食べて、目をまん丸にして驚く
「こんなハンバーガー食べた事ない、お肉が美味しい~それに色んなスパイスの香り~」
レストランのハンバーガー、シェフのこだわりが詰まって私のお気に入り、
彼女は喜んでくれたみたいです。
食事も終わり、珈琲が出て来た
彼女を見ると、海をながめている
思わず、スマホで撮影
「きれいだったから、撮っちゃいました」
にっこり笑う彼女
「ところで、モデルの仕事とか興味ありませんか?」
「余裕が無くて、働かないと食べていけないから、とりあえずコンビニで・・・」
「解りました、オーディションをうけてくれませんか?」
「私なんか、うけても・・・」
「大丈夫、私が保証します」
もうすぐ、秋のための撮影が始まる
もしかしたら、夏の撮影もねじ込めるかもしれない
「ちょっと失礼」
そう言って、スマホから、友人に彼女の写メを送る
1分もたっていないのに、メールが送られてきた
「あさっての9時って時間空いてますか?」
「はい、午前中は空いてます。」
「では、オーディションを受けてくれませんか?」
「そこまで言うなら、解りました、御受けします、でも・・・」
「じゃ~、朝の8時ごろ迎えに行くので、お化粧はしなくて良いです、服もラフな格好でお願いします」
「え、そんな、オーディションなのに?」
「大丈夫、心配しないで、お化粧は任せてください、日焼け止めくらいならすぐ落とせますから」
会話も終わり、レストランを後にした
気になってはいたのだけれど
ホテルを出てから、彼女が私を見る目が・・・
一段と、優しく私を見つめる様な気がする
ま~こんなおっさんなんか、
25歳以上離れてるから、恋愛の対象にはならないよね
彼女を送り届け
アパートが確認できた
「じゃ~あさっての8時に迎えに来ます」
手をふる彼女
マンションに帰り、スマホのメールを読み返す
「おやっさん、どこで、見つけたんですか、こんな美人、オーディション受けなくてもOKですよ」
返信を書いた
審査員の顔ぶれを知っているから、みんなに評価してほしかった
私のコネでは無く、純粋に審査してほしいから、私の紹介だと言う事は伏せてほしいと
さ~、楽しみが増えた、
彼女が、どう言う生活になるのかな~
ま~会社の利益のためなんだけど
彼女に幸せになってほしいと思う気持ちが一番かな~
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