彼女は在宅で、私は会社に [お仕事]
朝、起こされる
いつもなら。会社に行く途中コンビニで朝食を買っていたのに
「おきて、パンがさめちゃうから~」
手を引かれ寝室を出て、リビングに引っ張って行かれそうになるけど
「ちょっとトイレに・・・」
手を離す彼女
トイレからリビングにむかうと
珈琲の香り
バタートーストにレタスのサラダ
それと目玉焼き
「ありがとう~うれしい」
独身が長いと、朝食を作ってくれる優しさがうれしい
「早くしないと時間が・・・」
「大丈夫だよ9時に会社に付けば良いのだから」
ゆっくりと朝食を楽しむ
着替えを手伝ってくれて、送り出してくれました
キスのおまけ付き
有紗は遠隔授業だから、マンションでお留守番
いつものくせで、コンビニに立ち寄り
珈琲を買う
オフィスで珈琲を飲みながら、メールのチェック
みのりさんからのメールをみつけた
「敏さんほんとにありがとうございます、毎日撮影で、お会いできませんが、がんばってます、また・・・」
あれから、いろんな仕事が舞い込んできて、人気も上がって来てるみたいだね
良かった良かった
「心配な事や、ちょっとでも嫌な事が有ったら、何でも連絡くださいね、その時は電話でも良いからね」
後は・・・
仕事が始まる
昼食の時、社員食堂で、ラーメン定食をたのんでいる時
有紗からメールが来た
「お弁当ほんとに作らなくていいの?私は作りたいのだけど・・・」
そんな文面のメールが、
「私に女性が出来たと思われると、色々面倒な事が起こるから、お弁当はゆるしてね」
返信を送った
ラーメン定食を食べてると
「ラーメンとか食べてると、太りますよ~気をつけて~」
私の行動がバレている・・・
仕事が終わり、何か買って帰ろうと悩む
秘書に「最近の、持って帰れるおすすめスイーツとか有るかな?」
少し、笑った様に見えた
「最近オープンした、となりのビルの1階のプリンが女性社員の話題になってます、良かったら買って来ましょうか?」
「もう時間外だから、私が行こうと思うんだけど」
「あそこは、男性はやめた方が良いと思いますよ、もうすぐ帰宅するので、ついでに買って来るので、玄関ロビーの、客間で待っていてもらえますか?」
秘書に、1万円札を渡し
「お願い、4個くらいのセットを2セットたのめるかな?」
「解りました、」
ロビーの客間で待ってると秘書がやって来た
2セットのうち1セットを彼女に渡す
「これ、食べて、買いに行ってくれたお礼です」
「そんな、もう一度私のを買いに行こうと思ってたからうれしいです」
おつりを渡そうとする彼女
「それも、おだちんです、ありがとう」
「じゃ、次は私が出しますね、そういう事で」
私の秘書なんだけど、モデルでも通用すると思うのに
秘書が良いらしい・・・
プリンを持って帰宅
「なんか、女性社員に人気らしいから、買ってきたよ」
「これ~SNSで人気のプリンですよ~、予約しないと買えないって言ってました」
「そうなの?、」
秘書はすごい、予約なしで買ってきた・・・
彼女が手渡したバイトのレポートを見る
「これ、気に入ったみたいだね」
そう言って箱を見せる
「違います、やばいですって、あんなの癖になったら大変ですよ」
少しいけない事を思う
「も~悪い事考えてるでしょ」
「ばれた?」
「解るんですからね」
今回は5個だから、2万5千円を渡す
にこにこ受け取る有紗
「今日はビーフシチューを作ったよ、気に入ってくれる良いのだけど」
「うれしい、いつもコンビニ弁当だったから、楽しみ~~~」
シャワーをあびるときれいに料理が並んでいた
「豪華だね~~」
「さめないうちにたべましょ~」
まず水を一口
次にビーフシチューを口に運ぶ
野菜の甘みとスパイスの香り、後から牛肉のうまみが押し寄せて来た
思わず、「うまい~~~」
皿にのったライスを一口
皮つきフライドポテトを口に運び
またライス、そしてビーフシチューに
なんとも美味しい夕食
何より、美人の有紗の笑顔がうれしい
ふと思う、
こんなきれいな女性とつながりが持てて
この先どうなるか解らないけど、
できる事はしてあげたい
ビーフシチューなんて、すごく手間がかかる料理
私のために作ってくれた有紗に感謝しか浮かばない
毎日、夕食が何か、楽しみが増えた
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