お会いするのは2回目 [独身女性]
彼女の誘いで、2回目に同じ焼肉屋さんで食事
前回、気になった事は色々とあるけれど
いきなり聞くのもなんだかな~と思いながら
食事を楽しむ
「やっぱり塩タンが最初だよね~」
「私も賛成、だってタンの味を楽しみたいから」
明るくうれしそうに話す彼女
「次は何にしようか?」
「やっぱり、赤身のお肉がいい、それと、レバーが好きなんです」
「僕も賛成、どうも油が多い霜降りは食べちゃうと後が続かないから」
彼女とは、好みが合うみたいです。
そんな話をしてるうちに
以前付き合っていた彼の話になり
大学生時代から付き合っていた、10才年上の彼の事を
過去を振り返る様に、少し明るく話始める
「最初は、普通の関係だったのに、付き合って半年くらいから、かなりマニアックな人だと解ってきたんです。」
「それって、どんな感じに変わったの?」
「普段は普通なんですが、夜になると、変なホテルに泊まりたがるようになって・・・」
重い口が少しづつ開き始める
「話たく無いならいいよ無理しないで」
「いえ、思い出ですから、かまいませんそれに、ハッピーメールでのコメントを拝見したら、敏さんの優しさが解りますから、聞いてもらえますか?」
「私の事を色々と調べたみたいですね、それで、話したいのなら伺いますね」
その後、ぽつぽつと話始める彼女
彼とは、愛し合い、結婚する予定だった事
時間があわなくて会えないから別れたと言うのはうそだと言う事
実は、出張の帰りの新幹線の中で、眠る様に息を引き取ったと言う
結局死因は解らないまま、新幹線の終点で、車掌が気が付いて、救急車を呼んだけど、
すでに手遅れだったらしい・・・
彼が、無くなってもう1年がたち
出会いを求める気持ちにやっと踏ん切りがついたので
ハッピーメール会員になったとか
ただ、誰でも良いと言うわけでもなく
年上、それも歳が離れた男性を探していたみたい
それで、時折、悲しい様な寂しい様な顔が見え隠れしてたんだね
話すうちに、彼女の目から涙がこぼれる
悲しい過去を、思い出したのだろう
「敏さん、この後ご相談が有るのですが、場所を変えてもよろしいでしょうか?」
「かまわないですが、どちらに?」
店を出て、タクシーに乗り込み
彼女が、運転手にビルの名前を言う
たしか、あのビルは・・・
かなりマニアックなラブホテルがビルの中にある
有名な所だよね・・・
それに明日は祭日だから・・・
彼女の誘い・・・
何となく、前の彼の趣味が解った様に思う
タクシーがビルの前に止まり
2人で中に入る
「予約している、サナです」
受付にで話すと、鍵を渡され
2人で部屋に向かった・・・
タグ:独身女性
2020-09-30 23:11
nice!(10)
コメント(0)
コメント 0