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フレンチレストランで食事 [独身女性]

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 彼女との待ち合わせ、ホテルから少し歩いたところになる、フレンチレストラン

入り口で待ってた彼女と中に入る

フレンチと言っても、なんだか庶民的と言うか、
田舎の食堂みたいな感じの飾らないお店

でも、古民家をそのまま再現した様な作りで、なんだか落ち着く

席に着く、換気ダクトがテーブルの真ん中の少し上まで下りている

たぶん元焼肉店だったのだろう、換気はバッチリみたい

2人ともマスクを外す

何とも、いえない、きりっとした顔立ちの彼女

私服もいい感じだと思う

そんな事を思っていると彼女が口を開いた

「いつもコンビニ弁当ばかり買って帰られてますよね」

「つい、めんどくさくて、コンビニばかりになってます」

「ここなら、安くて美味しくて、栄養がしっかり取れる食事が有るので、教えてあげたくてお誘いしちゃいました」

「お店の感じはいいと思います、何とも言えないスパイスの香りが気に入りました」

そんな話をしながら、彼女にお任せでたのんでもらう

「お酒は飲みますか?」

「いえ、僕は飲まないので、コーラをお願いします」

「じゃ私のんじゃお~」

無邪気に笑う彼女の笑顔がかわいい

そうしてると、魚料理が出てきた

きれいな盛り付けで、色々な野菜が鮮やか、

真ん中に、おそらくアジだと思う魚が、ムニエル風に焼かれ、のっかっていた

いっしょに運ばれてきたのは、サイコロステーキ

魚を一口、やさしい味だけど、おいしい、スパイスのほのかな香りがまたいい

彼女の料理を選んだ理由とか、食べる順番とか、

いろいろ教わりながら、楽しい食事が進む

段々と彼女の顔が、ぽわっと赤くなるのが解った

最初は硬かった話し方が、段々と柔らかくなってきた

そのころになると、私に女性が押しかけて来た話とか

有紗のことだよな~

色々と聞いてきた

「彼女は、恋人ではないのだけど、なんだか気に入られてしまって」

「いえ、あれは恋する女性の目でしたよ」

「は~そうなのかな?」

あきれたかおをされてしまう。


ふと時計を見ると、10時少し前

楽しいと時間がたつのは早いですよね

次に彼女の顔を見ると

目がとろんとなって、今にも眠りそう

「あの、大丈夫ですか?」

「私、飲み過ぎたのかもしれない」

白ワインと赤ワインを 肉を食べて赤、魚を食べて白・・・

どう見ても、グラス2杯飲んでるよね~

「仕方ない、送りますよ」

「すいません、お願いします」

と言って、店を出たのだが、ワインは足にクル

まともに歩けそうにない彼女

仕方ないのでおんぶをして、ホテルに戻る

ホテルの近くで彼女が

「すいません歩けます」

と言うので、下ろすと

支えられないと立てないくらい・・・

彼女のパーカーのフードを頭にかぶせ

顔が見えない様にして、

またおんぶ

受付で鍵をもらい、私の部屋に運んだ

ベットに寝かせると、スヤスヤと寝息が聞こえてきた

とりあえず、靴は脱がせて

布団をかけて、「お休み」と言う


私も眠る事にする

めんどくさくなったから、Tシャツとトランクスになり隣のベットに潜りこんだ

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