受付の女性と [独身女性]
朝の5時、シャワーを済ませ、
冷蔵庫を開けて、冷水をコップに注ぎ口に運ぶ
水を飲みながら、ホテルに備え付けのレギュラーコーヒーをカップにセットして
ポットのお湯を少し注ぎ
20秒待って、またお湯を注ぎはじめた
珈琲の良い香りが部屋を包む
香りに気が付いたのか、彼女が目を覚ます
「おはよう」
顔を赤らめて彼女が
「おはようございます、私、夜中に目がさめて、気が付いたら隣のベットに・・・」
「飲み過ぎたのかな、立ったまま眠っちゃったから、仕方なくここに運んだんだよ」
「すみません、シャワーを浴びたのは良かったのですが、急にふらついてあなたのベッドに倒れ込んでしまいました」
「朝起きて驚いたよ」
彼女の顔がはずかしそうに赤くなった
入れたての珈琲を彼女に渡し
自分の分を作り始める
「いつもはこんなに酔わないのに、あなたといるとなんだか気が緩んでしまい飲み過ぎてしまいました、本当にすいません」
「朝隣で寝てた時は、もう少しで襲っちゃいそうになりましたよ」
「あの~、襲われても仕方ないですよね・・・」
そんな笑い話をしながら、珈琲を二人で飲む
「彼氏さんとか心配してませんんか?」
「私は、今は一人なんです、もう別れて1年くらいたちます」
ふと、時計を見ると朝の7時過ぎ
「今日は、ホテルはたしかお休みですよね?」
「はい、今日は宿直の方だけです」
それならと、話しをしようとしたら、スマホにメールが届いた
有紗からのメール、今日来るらしい・・・
「予定が無ければどこかお誘いしようと思っていたのですが、連れが来るらしいのですいません」
「いえ、私こそ、運んでもらって、ご迷惑を・・・」
少し寂しそうに見えた・・・
また食事に行きましょうと話して、彼女が部屋を出るのを見送った
有紗のメールを読み返し、9時にここに来るらしい・・・
待ってると返事をして、ビックマックのセットと、普通のハンバーガーを1個たのんだ
「了解~」と返信が来た
ひまを作っては、私の所に来てくれる有紗
もうすぐ大学も卒業なんだよね
そんな事を思いながら、
彼女はどうするんだろう
こんなおじさんに良くしてくれる彼女
今まで知り合った女性は、1年と続いた事は無い
私は、ひき止めたりしないから
それに、彼女になる様に誘ったりもしていない
いつの間にか、私になついてくれる女性ばかりなんだよね・・・
でも有紗はもう1年がすぎようとしています。
受付の彼女と、女医さん・・・
食事友達には困らないかな
でも有紗と離れるのは少し寂しい気持ちが・・・
彼女の人生はこれからなんだから、
こんなおじさんに縛り付けるのはかわいそう
有紗の思う様にしてあげたいと思う・・・
そんな事を考えていたら、
部屋のインターホンが鳴る
モニターを見ると、両手に荷物を持った有紗が立っていた
「マックのデリバリーです~」
明るい有紗の声
ドアを開けると、中に入ってきた
両手の荷物をそっと床に置くと
有紗が私に飛びついてきた
「寂しかった~やっと敏さんを補充できる~~~」
なんだかいつもよりテンションが高い様な・・・
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